フィナステリドとデュタステリドの違いは?効果と副作用を数字で比較
フィナステリドとデュタステリドの違いは、ひとことで言うと「抜け毛の原因DHTを、どこまで抑えるか」です。フィナステリドはDHTを作る酵素のII型だけを、デュタステリドはI型とII型の両方を止めます。そのため効果はデュタステリドのほうが強い一方、性機能の副作用もデュタのほうが多めです1,2。多くの人は、まず標準のフィナステリドから始め、物足りなければデュタへ切り替えるのが基本です。
違いの結論:抑える範囲が「II型だけ」か「I型+II型」か
AGAの抜け毛は、男性ホルモンが酵素(5αリダクターゼ)でDHTという強いホルモンに変わって進みます。この酵素にはI型とII型があり、2つの薬は止める範囲が違います。
フィナステリド |
デュタステリド |
|
|---|---|---|
| 抑える酵素 | II型のみ | I型+II型 |
| 血中DHTを抑える量 | 約70% | 約90%以上 |
| 効果(発毛・抜け毛抑制) | 十分 | より強い傾向 |
| 性機能の副作用 | 少ない(性欲減退1.1%/ED0.7%) | やや多い(性欲減退3.9%/ED4.3%) |
| ガイドライン推奨度 | A | A |
| 位置づけ | 内服の第一選択 | フィナで物足りない人向け |
効果はデュタステリドのほうが強い。血中DHTを9割以上抑える
フィナステリドが血中のDHTを約70%抑えるのに対し、デュタステリドはI型・II型の両方を止めるため約90%以上抑えるとされています2。そのぶん発毛・抜け毛抑制の効果も強い傾向があります。「フィナステリドを続けたけれど効果が頭打ち」という人が、デュタステリドに切り替えて改善することがあります。
副作用はフィナステリドのほうが少ない
効果が強いことは、裏を返せば副作用も出やすいということです。添付文書ベースでは、性機能の副作用はデュタステリドのほうが明らかに多く報告されています1,2。
| 副作用 | フィナステリド |
デュタステリド |
|---|---|---|
| リビドー(性欲)減退 | 1.1% | 3.9% |
| 勃起機能不全(ED) | 0.7% | 4.3% |
どちらも多くは続けるうちに軽快するか、中止で回復します。詳しくはフィナステリドの副作用を参照してください。
選び方:まずフィナステリド、物足りなければデュタステリド
結論はシンプルです。
効果と副作用のバランスが良く、ガイドラインでも第一選択。副作用が不安な人にも向きます。
半年〜1年続けても変化が乏しい場合、より強力なデュタへの切り替えを検討します。
切り替えは自己判断せず、医師と相談して進めてください。当院のオンラインストアでは、より強力なデュタステリドを取り扱っています。
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フィナ・デュタの違いに関するよくある質問
フィナとデュタは併用できますか?
通常は併用せず、どちらか一方を使います。切り替える形が一般的です。
デュタのほうが効くなら最初からデュタでいい?
効果は強いですが副作用も多めです。まずフィナで様子を見て、必要ならデュタへ、が基本の進め方です。
乗り換えると初期脱毛は起きますか?
作用が変わるため、一時的に抜け毛が増えることがあります。数週間〜1か月で落ち着くことが多いです。
まとめ:効果のデュタ、バランスのフィナ。まずはフィナから
フィナステリドとデュタステリドの違いは「DHTを抑える範囲」と「効果・副作用の強さ」です。デュタは効果が強いぶん副作用も多め、フィナは効果と副作用のバランスが良い第一選択。まずフィナステリドから始め、物足りなければデュタへ切り替えるのが、無理のない進め方です。
参考文献
1 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「プロペシア錠 添付文書」 リンク
2 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ザガーロカプセル 添付文書」
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」 リンク
フィナステリド